5月
5月29日(木)
本日は、名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール2階の会議室で、名古屋レーザフォーラム2025 第1部が開催され、聴講して参りました。1階の大ホールでは、「次世代ものづくり基盤技術産業展 」TECH Biz EXPO2025が開催されており、大変な賑わいでした。最初の講演は、昨年度まで中部レーザ応用技術研究会会長で、今年度から名誉会長になった沓名宗春先生による「レーザ技術が引起こした第4の波:35年間を振り返って」でした。ご自身の職歴から、中部レーザ応用技術研究会を発足するに至った経緯、これまでのレーザによる様々な技術革新を紹介し、光を加えた第4の波という話をされました。また最後にレーザ産業における中国の勢いは凄まじく、国を挙げて無数のベンチャー企業を支援しており、今や世界の50%のシェアを持つまでになったと警鐘を鳴らされました。

2つ目の講演は、光産業創成大学院大学の長谷川和男先生による「レーザ技術がきりひらく未来」でした。ご自身の職歴の紹介と、社会人向けの博士コースである大学院大学のカリキュラムの一例、また大学という立場からレーザ加工においても基礎的な光の理論を勉強することが重要で、それがそれぞれの現場での加工の結果を理解する助けになるというお話しをされました。ところで私、午前中の中部レーザ応用技術研究会の総会には出席していないのですが、今改めて総会資料を見ますと、今年度から新しい会長に長谷川先生が就任されていました。長谷川先生とは昔携わっていたレーザ研究のテーマが近く、豊田中研時代から存じており、今日も講演前にご挨拶はしたのですが、会長就任は存じ上げず失礼いたしました。とにかく前会長の沓名先生は、全身全霊、身を削ってレーザ加工の教育と普及を中部圏の学生、社会人に行っていらっしゃったので、感謝という言葉しかありません。
5月26日(月)
出張のついでに、岐阜県海津市にある千代保稲荷神社、通称「おちょぼ稲荷」に行って参りました。千代保稲荷神社は、商売繁盛・家内安全のご利益がある神社で、少なくても中部地方では一番と言っていいほど絶大な人気があります。全国的には豊川稲荷神社の方が有名かも知れませんが。狭い界隈では、日本三大稲荷一つと言われているようです。


のどかな田園風景の中に突然、広大な駐車場と商店街が現れます。無料駐車場は満車でした。有料駐車場¥400。平日月曜日のお昼間ですが、結構人通りがあります。豊川稲荷神社も平日、何度か行ったことがありますが、それよりも人通りは多いでしょうか。一本の短い商店街に120軒を超えるお店が左右ひしめき合っています。団子屋、漬物屋、八百屋、串カツ屋、なまず屋、スイーツショップ等が並びます。寄ってはいませんが金ピカ社長とトイレで有名な「串カツ 玉家」もあります。広い店内も満席のようでした。商店街の中に千代保稲荷神社の入り口があります。鳥居をくぐって手を清め、隣のお店で御供えのアゲとロウソク(ローソク)を買います。¥70 アゲはもちろんお狐様の好物です。千代保稲荷神社は大変こじんまりした神社で、広さは豊川稲荷神社の1/10以下、もっとでしょうか。



藁に挿したアゲは拝殿に御供えします。以前テレビで見ましたが、毎月の末日には大変多くの参拝客で、神社が徹夜でごった返し、拝殿の御供えのアゲも、この箱から溢れるほどになるようです。毎月末お参りに来る商売人も多いそうです。ロウソクは燈明場で火を付けて御供えしますが、帰りに持ち帰っても良いようです。もちろん火を消して。


お昼は、やまと新館で中うなぎ丼(税込み¥1980)頂きました。千代保稲荷神社でおみくじも引きましたが、これまでの人生で一番いい。他も番も同じ文言なのでは、ちょっと気になります。また、商売繁盛のお守りを買おうと思いましたが、千代保稲荷神社にはお守りや御朱印というものがなく、神社に来てお参りするしか参拝の手段がありません。しかしこのブログを書いていて気がつきましたが、千代保稲荷神社の一番重要な本殿にお参りし忘れました。本殿は拝殿から少し外れたところにあって、今そう言われれば、皆さん何か倉みたいな小さな建物の前で合掌しているなあと思いましたが、それが本殿でした。古殿に名刺は置いていきましたが、私の商売繁盛の祈りが届いていない可能性があります。また、出直さないといけないでしょうか。
5月22日(木)
お昼を丸亀町(高松市にある商店街)の「讃岐うどん ぴっころ」さんで、うどん頂きました。3月に開店したばかりの新しいお店で、地元のテレビで紹介されたのを見てお邪魔しました。お昼の特別セット「出汁香るぶっかけおうどん(温)とり天婦羅」(税込み800円)です。香川ではうどんのことを幼児語で「ぴっぴ」と言います。

讃岐うどんでは一般的な、セルフのお店(お客が一列に並んで自分で食材を用意する)ではなく、席について店員さんに注文する形です。セルフのお店は混んでいても回転が速いので、いいのですが、荷物が多いと、うどん鉢の載ったトレーを持って歩くのが大変です。(混雑時に先に荷物を席に置くのは、店の雰囲気的にあまり良くない。)今回は荷物が多かったので助かりました。お店の売り、コンセプトとしては、「麺は茹でたて、出汁は仕上げたて、天婦羅は揚げたて」ということで、全ての食材を最高の状態で出すと言うことです。写真のように見た目もすごくきれいで、うどんも十分なコシがあり、出汁も上品、天婦羅もサクサクで素晴らしい、待ち時間もお客が少ないせいかそれほど長くありません。値段もこの内容であればまあまあ安い。セルフの人気店の雑踏、ゴミゴミした雰囲気が嫌だと言う人には、いいかもしれません。ただ、平日お昼のかき入れ時なのにお客さんが少ない。同じ丸亀町商店街にある「麺処 綿谷」や「手打ちうどん 鶴丸」など人気店が、サラリーマンの大変長い行列で混んでいるのとは対照的です。香川県人はうどんに厳しいですね。若い夫婦らしい人がやっていますが、頑張ってほしいです。若い女性を取り込むような何か工夫があればよいのですが。

お腹もいっぱいになって高松駅からマリンライナーで帰路に着きます。昨年3月にJR高松駅直結の商業施設としてオープンした「TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)」です。お土産、食品、スイーツ、レストラン、カフェ、ファッション、生活雑貨など約60店が集結しています。この向かい側には、国民民主の玉木さんが昔、高松市観光大使さんと密会したと言われるJRホテルクレメント高松があります。泊まったことはありませんが、高松でも飛び抜けて立派なホテルです。
5月19日(月)
今週は所用で高松市に来ております。高松三越の地下一階、食料品売り場の全国の有名菓子を並べている菓遊庵で、なんと紅屋の「クルミッ子」見つけて、即買いました! 8個入り。実は4月の横浜での展示会期間中、お昼前に展示をそっと抜け出して、ハンマーヘッドにクルミッ子を買いに行ったのですが、既に売り切れていました。小雨だし、まだあるかなあと思って。でもやっぱり11時ぐらいまでに行かないとダメでした。それが高松三越では夕方でも売り切れにもならず、並ばずとも買えました。8個入りは最後に1つでしたが、神様のお導き、運が向いてきました。以前名古屋の星ヶ丘三越でもクルミッ子売っていたけど買わなかったという話をしました。あれは期間限定でしたが、高松三越のクルミッ子は今のところ常設で、月曜日と木曜日に商品が届くと言うことです。単品は山盛り、5個入りもまだかなり残っていました。いいなあ、高松三越。まあ、欲しければ通販で買えばよいのですが。

5月15日(木)
会社の裏の林で昨年も紹介したノイバラが咲きはじめました。

ノイバラは朝、花が開いて夕方には閉じるそうです。次の朝にも再び開きますが、雄しべや雌しべが次第に黒ずむそうです。そういえば写真の花にも雄しべ雌しべが黄色い花と黄色くないものがありますね。従って花を摘むなら朝が良いと言うことですが、摘んでしまった花は、夕方閉じるのでしょうか。 さて、今日は曇り空でしたが穏やかな陽気に誘われて、香流川沿いを散策しました。

この香坂の香流緑道は道沿いの土手に桜がたくさん植えられていて、少し前なら見事な桜並木、桜のトンネルが見られたはずです。今は桜の花はありませんが、川沿いにはオレンジのきれいな花が群生していました。昨年も紹介した特定外来生物のオオキンゲイギクです。見る分にはきれいなのですが。
5月5日(月)
本日、連休明け納期のお客様に出荷いたしました。ありがとうございます。
さて、先週末「ワルツ名古屋藤が丘店」さんでコーヒー豆買いました。ワルツは愛知県豊橋市に本社があるコーヒーのメーカーで、愛知県内にたくさん店舗があります。店の作り、雰囲気が、「カルディコーヒーファーム」さんによく似ていて、時々混同します。カルディは全国展開しており、テレビ番組でもしばしば取り上げられますが、個人的にはコーヒーよりもむしろ世界の珍しい(コーヒーと関係ない)輸入食材をたくさん売っている店という印象が強いです。ワルツはあくまでコーヒーが中心で、その周辺の食材、ジャムとかお菓子とかを置いてあり、カルディほどの品揃えはないです。ワルツの社長さんの歴代の座右の銘は「大きい会社よりいい会社」ということです。別にカルディを意識している訳ではないと思いますが、会社設立はワルツの方が25年も古いです。


店員さんに「酸味よりもコクがお好みでしたら」と勧められたコーヒー豆の中から、このグァテマラ ビクトリーをチョイス、100g、¥700でした。通販の説明文では「独特の甘い香り、良質な酸味、程よいボディーのある上質なコーヒー、中南米エリアにあるグアテマラの、標高が最も高い地区で収穫されたこの豆は、標高による寒暖差により甘味がギュッと濃縮されているのが特徴です。グアテマラコーヒーの持つコクを存分に楽しめるようにシティーローストにて焙煎しております。」ということです。
さらに今月から新兵器導入しました。HARIO(ハリオ) 製の 浸漬式ドリッパー「スイッチ」です。Amazonで¥2,910でした。見た目は通常のハンドドリッパーですが、「スイッチ」が付いていて、お湯を漏斗に溜めることができるようになっています。構造は至って単純で、漏斗の下に金属の大きな球があり、お湯の出口が塞がれるようになっています。透明なプラスチックのスイッチを下げると、球が上に押し上げられて隙間が開き、お湯が下に落ちるようになっています。

黒い部分は全部ゴムです。一体形成のようです。浸透式は一定時間、お湯とコーヒーの粉を浸しっぱなしにして、抽出する方法です。ハンドドリップ(透過式)のような、お湯を注ぐ際の手際で味が大きく左右されることがなく、誰でも同じような味が出せる特長があります。浸けっぱなしと聞くと紅茶でよく出てくる円筒状のピストンのような構造のコーヒープレス(フレンチプレス)が思い浮かびますが、これならもっと手軽にできます。もちろん浸透式でも条件(パラメータ)がいろいろあるので、SCAA(Specialty Coffee Association of America)の推奨レシピを参考にします。粉量約12g、中挽き(コマンダンテつまみ戻し30)、お湯の温度気持ち90℃(測っていません)、お湯の量177ml(今回奇跡的に近い値になった)、浸透総時間4分、1分30秒経過後によくかき混ぜる。初めてで不安でしたが出来上がってみると、ハンドドリップで淹れたものよりコーヒーが濃い気がします。やはり私の適当にやっているハンドドリップの技術がまだまだ未熟なのでしょう。グァテマラ ビクトリーは酸味がほとんど感じられず、コクがある、表現がうまく出来ませんが、喫茶店で出されるような普通のレギュラーコーヒーの味です。こうなると今まで飲んだコーヒー豆を、もう一度浸透式で飲み直す必要があるでしょうか。SCAAについては、堀口珈琲さんのホームページなどが勉強になりました。コーヒーって以前書いた思っていたより奥が深い、というのは通り越して、国際的な巨大産業であり、歴史的に、民族的に、科学的に、哲学的にさまざまな国、人、団体が絡んで出来上がっているのが分かります。ハンドドリップでYouTubeみたいに粉から泡が出ないんだけどなぁ、なんてぼやいている場合じゃないねん。